物語誕生から80年、トーベ・ヤンソンの情熱に触れる。「トーベとムーミン展」名古屋で4月25日開幕

世界中で愛され続ける「ムーミン」の物語。その最初の小説が出版されてから、2025年で80周年を迎えました。この大きな節目を記念し、作者トーベ・ヤンソン(1914-2001)の創作の全貌に迫る展覧会「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」が、2026年4月25日(土)から名古屋・松坂屋美術館で開催されます。

本展は、フィンランドのヘルシンキ市立美術館(HAM)の全面的な協力のもと、画家としての顔を持つトーベの初期作品から、ムーミンシリーズの貴重な原画まで、約300点の展示を通してその多才な生涯を紐解きます。

芸術家トーベ・ヤンソンの軌跡と、ムーミンたちの誕生

彫刻家の父と挿絵画家の母の間に生まれたトーベは、幼少期から芸術を志し、生涯を通じて描き続けました。

会場では、彼女の本質である画家としての情熱を伝える初期の油彩画や、戦時下の社会を鋭く見つめた風刺画などが展示されます。それらの創作活動の延長線上に生まれた「ムーミン」の世界。小説やコミックスの原画、スケッチ、そして彼女が慈しんだ愛用品の数々は、単なるキャラクターの枠を超えた物語の奥深さを、私たちに静かに語りかけてくれます。

物語を「体感」する没入エリアと貴重な資料

展示の魅力は、静止画に留まりません。会場内の映像演出では、ムーミンの物語の世界に入り込んだような感覚を味わえる「没入エリア」が用意されており、視覚や感覚を通して作品の魅力を体感できる工夫が凝らされています。

また、病院の壁画のために描かれたスケッチや、1940年代の貴重な挿絵など、フィンランド国外ではなかなか目にすることのできない貴重な作品も並びます。メインキュレーターを務めるヘリ・ハルニ氏(HAM)による監修のもと、本場フィンランドの風を感じられる、学術的にも価値の高い展示構成となっています。

4月から6月、初夏の名古屋を彩る「とっておきのもの」

会場は、名古屋の文化発信拠点の一つである松坂屋美術館。会期中は無休で、多くのファンがゆっくりと作品に向き合える環境が整えられています。

自分にとっての「とっておきのもの」を探しに、トーベが愛した自由と孤独、そして慈愛に満ちた世界を訪れてみてはいかがでしょうか。展覧会オリジナルグッズも多数用意されており、鑑賞後もその余韻を家庭へと持ち帰ることができそうです。


【開催概要】

  • 名称: 「トーベとムーミン展~とっておきのものを探しに~」
  • 主催: 松坂屋美術館、メ~テレ、朝日新聞社
  • 会期: 2026年4月25日(土)~6月14日(日)※会期中無休
  • 会場: 松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)
  • 開館時間: 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
  • 企画協力: ヘルシンキ市立美術館
  • 後援: フィンランド大使館
  • 協賛: NISSHA
  • 協力: ライツ・アンド・ブランズ、S2、フィンエア-、フィンエアーカーゴ
  • 入館料(税込): * 一般 1,800円(前売・優待1,600円)
    • 高校・大学生 1,300円(前売・優待1,100円)
    • 小・中学生 800円(前売・優待600円) ※前売券は1月23日(金)より4月24日(金)まで販売。